日本各地で大規模な地震・台風・豪雨など自然災害が毎年起こっています。

私が住む岐阜県・東海地方はいまだに大きな災害には見舞われていませんが、この先何年かもしくは明日にでも起こる可能性をひめています。

私も京都での修業時代には「阪神淡路大震災」を出張先の島根県で遭遇し、慌てて京都に呼び戻され、親方や兄弟子と共に兵庫県に屋根の修理に行きました。
さらに、東日本大震災では、修業時代に一番お世話になった兄弟子が茨城県に居ますのでその兄弟子を助けるために職人に無理を言って１年間、交代交代で被災地の屋根を何十棟と直して来ました。
幸い、修業先の京都の屋根工事店は全国から修業に来ていましたので横の繋がりが強く、私たちの他にも他県からも何人か職人さんが来られていて、５年はかかると言われていた屋根の復旧も３年もかからずに終えることができました。

私たちも、被災地の方々の家に直しにお伺いすると「どこから来たの？」「早く直してもらえて本当にありがとう。」と何回も言われました。職人ともども本当に暖かい気持ちと、すくなからず貢献ができたことに対する喜びがこみ上げてきました。
私たちの住む東海地方もいずれは来るであろ災害に備えるべきではないかと常々思います。

復興の話をすると、災害が来てから考える。とのお答えを多く頂きます。災害が来てからだとみんな同じ状況なのでなかなか自分の順番までまわってきません。その間に良からぬ業者の方に「うちで直せば早いよ。」と言われ法外な金額を請求された事例が阪神淡路大震災でも東日本大震災でもありました。現に東日本大震災の復旧で訪れていた時には現地の方から聞きました。

住宅は何もなければ毎日快適に家族と過ごせる空間です。笑い声や楽しい食事。そして安心した快眠。しかし災害などが来て被災した屋根。そして直ぐには直せないために思い出なども雨などにより濡れてしまします。
そんな事が無いように私たちは皆様の生活・仕事を屋根からサポートできるように努めてまいります。