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2016.11.10
ボンドが塗られているがために・・・
雨漏りの現状調査に行くとこんな屋根に出くわすことがあります。
それは、ボンドで瓦を留めてある屋根です。
確かにボンドを瓦1枚1枚に塗ることにより「ズレ」を阻止することはできるかもしれません。
しかし、塗る場所によっては返って雨漏りを引き起こしてしまうこともあります。
本来は、瓦の隙間から入った雨水が屋根下地まで入らず瓦を通して出てくるはずなのに、
ボンドが逃げ道を塞いでしまい、かえって雨水をどんどんと中に入れてしまうのです。
これが雨漏りの原因になるのです。
不用意なボンド工事は返ってお金を無駄遣いしてしまうことになるかもしれません。
気を付けましょう。
2016.11.07
地震に備えて
みなさん。
もう東日本大震災の事は頭の片隅にしかないのではないでしょうか。
最近では、熊本地震、鳥取中部地震がありました。
私が住んでいる中部地方、岐阜にはどちらの地震も大きな被害はありませんでした。
だからと言って地震に対する備えをしなくてよいという事ではありません。
これは地震が来ないうちに備えておけ。と言われている事なのかもしれません。
私も訪問先やアンケートに答えて頂くときに、地震が来たらどうしますか?屋根の瓦が落ちてきますが心配じゃないですか?
と、質問しますが、返ってくる答えは、「地震が来たらその時考える」との答えが多いです。
やはり、中部地方は大きな災害に見舞われていないのでどこか対岸の火事のような気がします。
実際に私は、修業先の京都で阪神淡路大震災を経験し、東日本大震災で茨城県の兄弟子の会社に屋根の復興にお手伝いに行きました。
写真は、地震が起きた年の12月に撮影した写真です。
実際、なかなか直ぐには直す事ができません。
1社に1000~2000軒の依頼が来たそうです。
そうなると遅くに依頼した方だと、依頼してから3年くらい経ってしまいます。
大切な家を1日でも早く直したいのはみんな同じです。
そうなる前に、家を建ててから30年が過ぎているなら1回は屋根を見直してみてはいかがでしょうか。